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「神よ、あなたに向かって新しい歌をうたい/十弦の琴をもってほめ歌をうたいます。」(詩篇144:9)

「これこれの町へ行って一年間滞在し、商売をして金もうけをしよう」と言う人たちへ!」(ヤコブ4:13-14) [Short Story]

新年あけましておめでとうございます。今朝の新年デボでこの個所に目が留まったんです。そして昔のことを思い出していたんです・・・「よく聞きなさい。「今日か明日、これこれの町へ行って一年間滞在し、商売をして金もうけをしよう」と言う人たち、あなたがたには自分の命がどうなるか、明日のことは分からないのです。あなたがたは、わずかの間現れて、やがて消えて行く霧にすぎません。」」(ヤコブ41314

 

聖霊きたれり♪.JPG もう何年前になるだろうか?自分史に、仕事が人生すべてだった時代があります。「俺には何だってできる。俺のような部下があと一人いたらなあ・・」という恐ろしい考えを抱いてました(何と恥ずかしい(^^;))。そんなわたしは意気揚々、脱サラし、野心と若さと情熱とでもって、円高を背景に海外に飛び出した。知り合った現地華僑の人と一緒にベンチャーを始めたんです。小さな小さな製造業でした。それでも折からの輸入ブーム。日本向け輸出は順風満帆に見えました。ひっきりなしにバイヤーがやってきました。立ち上げて数年後には、家も車も洋服も世界の美味も手に入れた。これで妻にも娘にも幸せを買ってあげられる・・・心のどこかでそう思っていました。この世的には勝利者です。でも不思議なんです。不安が一向に消えない。なぜだったろうか?・・・「成功者の唯一の悩みは、成功した瞬間から次の成功への心配がはじまること」まさにこれだった。

そんな中、想定外のバブル経済の崩壊だった。わたしは一気に暗闇に突き落とされた。これまで手に入れてきたものすべてを失いました。傷だらけでの帰国だ。さらに闇は続く。借金返済。妻の不治の病、そして死。娘の心の病気。再就職先からのリストラ宣告・・・もうこれ以上生きていけないと思った。絶望とは底なし沼みたいだ・・・そう思った。死のうと思って夜中の国道をさ迷い歩いた。

さて、話しは変わります。聖書の中にヨブという人がいました。彼はわたしなんかと違って「無垢な正しい人で、神を畏れ、悪を避けて生きていた。」(ヨブ11人だった。しかしある日、神に許されたサタンの攻撃を受けるんです。そこからすさまじい試練にあうんです。天災、人災、病気。ありとあらゆる試練に遭遇するのだ。そのために子ども全てを失い、これまで築き上げた地位、財産、持てるもの全てを失い、友人にさえ見捨てられる。これほどの試練の人はいないというのがヨブだ(ヨブ記1122)。もし「今わたしほど大変な状況にいるものはいない。」と思っている方はぜひ一度このヨブ記を読むといい。でも、最後、どうなるか・・・?そういった意味でもぜひ一度読んでほしい。

わたしたち日本人は昨年311、未曾有の天災、人災を経験した。それまで持っていたものすべてを失った。モノ至上主義は崩壊した。また科学が平和と繁栄を作るという、科学万能主義も同時に崩壊した。いやむしろそれは殺人鬼なんだということを体験した。いや今している!つまり3.11は日本人全ての者がいわば価値感の大転換を経験したわけだ。知ってるだろうか?歴史上、中世においても、同じ位の規模のパラダイム大転換を経験しています。・・・つい昨日まで「宇宙がわたしという『地球』のまわりを回っている。」と思い込んでいた人間に、いや実はそうではないらしいということが分かったのだ。「地球が回ってるんだ!」と分かったのだ。ではどうなる?昨日までの価値感と、今日からの価値感を入れ変えないと生きていけない事態が半ば強制的におこったのだ。

話を戻そう。全てを失ったわたしはこうして生きています。生きているどころか、平安と喜びと感謝に満ちて、神さまの働きをしている。じゃあヨブは?「ヨブはその後百四十年生き、子、孫、四代の先まで見ることができた。ヨブは長寿を保ち、老いて死んだ。」(ヨブ421617彼もそうだ!最高の祝福の中でこの世の生涯を閉じている。いったいそこに何があったのだ?今日の個所をもう一度見よう。「よく聞きなさい。「今日か明日、これこれの町へ行って一年間滞在し、商売をして金もうけをしよう」と言う人たち、あなたがたには自分の命がどうなるか、明日のことは分からないのです。あなたがたは、わずかの間現れて、やがて消えて行く霧にすぎません。」」(ヤコブ41314

わたしたちは今年も同じ「もの」という価値感に生きるのでしょうか?この世の「成功」だけが全てだと思って生きるのでしょうか?聖書記者ヤコブは15節でこう言っています。「むしろ、あなたがたは、「主の御心であれば、生き永らえて、あのことやこのことをしよう」と言うべきです。」今こそあなた自身のパラダイム転換を求めて下さい。新年の今年こそ、目には見えないが、かけがえのない価値感、信仰と希望と愛いう価値感を求めてぜひ生きてほしいと思います。そのためにお祈りしています。信一


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